最近は東電と言えば原発事故の報道であり、東電OL殺人事件があったことを忘れていた。犯人とされたネパール国籍の男性に対して再審の可能性が出てきたというもの。ドラマチックな展開である。
受刑者 DNA鑑定 第三者
東電OL殺人事件は1997年3月に東京電力の東京本社に勤務する女性(当時39歳)が東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された事件である。彼女は慶應義塾女子高等学校をへて慶應義塾大学経済学部を卒業し、東京電力に初の女性総合職として入社したエリートである。ところが捜査が進むにつれ円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。被害者が昼間は大企業の幹部社員として未婚の状態で働き、夜は娼婦として働く2面性があったことから、この事件が興味本位に大々的に取り上げられた。フィクション・ノンフィクションを合わせるとこの事件を題材とした本が多数発行された。
有罪判決 再審請求 無罪判決
強盗殺人罪により無期懲役が確定したネパール国籍の元飲食店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者は、遺体を発見し最初に通報した人物であるが捜査段階から一貫して冤罪を主張し、東京地方裁判所での第一審は検察側は状況証拠のみで立件したものの無罪判決が言い渡された。しかし検察側が控訴し、東京高等裁判所での控訴審ではいくつかの状況証拠を理由に有罪とし、無期懲役判決を言い渡した。最高裁判所での上告審では被告人の上告が棄却され有罪判決が確定した。
しかしその後も被告男性は無罪を主張し再審請求を求め、別人の男性DNAを検出したため他の容疑者の存在が浮かび上がり犯人はどちらかという2パターン考えられることとなった。
現状では、推定無罪になる可能性が高いと考えられる気がする。
無罪が確定したらこの事件を題材に色々と推理小説が更に書かれたりしてドラマ化されるやもしれないなと想像してしまうのです。。。
東電OL殺人事件 原発事故 ドラマ
2011-07-29 19:21
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